浜松市大山町にお店を構える、
「裏山果実のおやつ しばぐり」様の事例をご紹介します。
《Owner data》
| -構造 | 木造倉庫 |
|---|---|
| -築年数 | 50年 |
| -用途 | 倉庫→惣菜/菓子屋さん |
| -費用 | 約600万円 |
| -工期 | 1ヵ月 |
| -広さ | 12帖 |
裏山の実りから生まれた、小さなおやつ屋さん
自宅の物置小屋が、地域にひらく“おやつ時間”へ
はじまりは裏山の果実から。
家の裏山では、柴栗や柿、枇杷、柑橘類、いちじく、フェイジョアなど、色も形も個性豊かな果実たちが季節ごとに実をつけます。
最初は、家族で楽しむためのジャムづくりから。たくさん採れた年には、遠方の友人へ贈ると「おいしかった」の声が返ってくることが、何よりの励みになったそうです。
やがて、ジャムはお菓子へ。ポップオーバーやマフィン、プリンへとおやつの幅が少しずつ広がり、“気軽で楽しいおやつ時間”が、暮らしの中に育っていきました。
「このおやつ時間を、知らない誰かとも共有したい」そんな想いから、小さな商いとして一歩踏み出すことに。目を向けたのは、50年ほど前に建てられた自宅の物置小屋でした。
当初はイベント出店の準備場所として考えていましたが、思いのほか広さがあり、イートインもできるお店へと方向転換。自宅に併設することで、時間を柔軟に使えることも大きな魅力だったといいます。

古さを、味わいに。
目指したのは、子どもからご年配の方まで気軽に立ち寄れる、落ち着いた空間。既存の古い梁をそのまま生かし、天井をあらわしに。裸電球のやさしい灯りが、小屋全体を包み込みます。
新しくつくり替えるのではなく、“あるもの”の良さを引き出すことで、どこか懐かしく、居心地のいいお店が完成しました。
「リフォームで、ここまでできるんですね」そう話してくださった言葉が印象的でした。
おやつ屋さんとして、地域に長く愛されていくことを大切に。
価格は手に取りやすく、ワークショップを開いたり、その日の気分で選べる楽しさを大切に品数も少しずつ増やしていく予定です。
「〇〇の季節になったら、あのお菓子を買いに行こう」そんなふうに思い出してもらえる場所を目指して。
お店のこれから、そしてご自身の成長への期待に、今は胸がいっぱいだと語ってくださいました。
暮らしの中にある“好き”や“想い”が、かたちとなって誰かにひらかれていく。
今回のリノベーションは、そんな豊かさをあらためて感じる施工でした。
住まいの一部を、自分らしい商いへ。「裏山果実のおやつ しばぐり」は、暮らしと仕事がやさしくつながる素敵なリノベーション事例です。.jpg)
